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通信講習用船舶電気装備技術講座
船舶自動識別装置(AIS)、航海情報記録装置(VDR)、衛星航法装置(GPS)
平成16年度作成:B5判:210ページ
はしがき
海難事故から人身の安全を守ることは永遠の目標である。このたび、近年の技術の進展等を取りいれてSOLAS条約の改正がなされ、平成14年7月1日から発効された。
同条約の改正に伴い国内法である船舶設備規程等の改正が行われ、航海機器関係では、航海用具全般にわたる搭載要件等の改正及び新規の機器搭載等が規定された。
新規に搭載される主な機器としては船舶自動識別装置(AIS)、航海情報記録装置(VDR)及び衛星航法装置(GPS受信機)の機器がある。
これらの新規機器はいずれも当協会の資格制度対象機器である航海用レーダー、自動衝突予防援助装置(ARPA)及びGMDSS機器と同様に、高度な機能を保有しており、また、船舶の安全にとって不可欠な航海用機器である。
本指導書は航海用レーダー整備士の資格を保有するもの及び新たに航海用レーダー整備士の資格を取得しようとするものを対象に、これらの新しい機器の装備・整備技術を修得することを目的とし、通信講習のための指導書として作成した。
主要目次
1 SOLAS条約第X章「航行の安全」の改正概要
2 船舶設備規程搭載要件の新旧比較
3 船舶自動識別装置(AIS)
4 航海情報記録装置(VDR)
5 衛星航法装置(GRS受信機)
6 インターフェース規格
7 AIS及びVDRの入力信号機器
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